Scene of childeren 子供の情景

Hidehiko Mizuno Photo Exposition

水野秀彦 写真展
終了しました 写真展の雑記帳から
10 -16  June, 1999
6月10日[木]−6月16日[水]

※10日はセゾンカードをお持ちでない方は入場できません。当日入会可能(無料)

10:00AM-8:00PM 最終日は3:00PM終了

ザ・モール春日井(春日井西武)3階  SEIBU地図
市民ギャラリー/美術工芸サロン
入場無料
愛知県春日井市六軒屋町東丘22
JR中央線 春日井駅下車 JRバス大池住宅 または造形大行き「東野口」下車
お問い合せ 0568-84-3131(代表)


 これまで多くの国を旅していましたが、その中でいつも心に残ることがあります。どこの国に行っても、どんなに貧しい国に行っても、そこの子供たちはひじょうに陽気で人なつっこく、みんな目が輝いています。物質的にも恵まれず、日本に比べればはるかに不便な環境の中で生活している子どもたちでも、みないきいきと幸せそうに感じられます。
 今の日本の社会は、大量消費の上に成長を続け、物質的にはほとんどの人は何不自由なく生活しているはずですが、その中で起こっているいくつもの社会問題、とりわけ子供が関係している多くの出来事や現象は、いったいどうしてなんだろうと考えさせられずにいられません。知らず知らずのうちに子供を取りまく環境が大きく狂いだしている。そんな変化が、物質的な豊かさの裏腹に起きてしまっているのではないでしょうか。 今回の展示作品は、1989年のパキスタン旅行に始まり、1990年から3年間青年海外協力隊としてモロッコに生活していたとき、そして1997年ネパール旅行において撮影しものを中心に、アジア・アフリカの国の「子供のいる風景」をテーマに集めてみました。
 
 写真をどうとらえていただくかは、観ていただく人それぞれの中で、それぞれに評価なり解釈なりをいただければいいと思っていますが、ひとつの写真を見ながら少しでも多くのことを想像していただけるような作品が出来ればといつも考えています。
 今回の展示写真を通してたくさんの方々に、そんな想像にふける時間を持っていただければ、そしてさらには本当の豊かさとはいったい何なのか、ほんの少しでも考えていただければ幸いです。

1999.6.10  水 野 秀 彦



今回は モノクロ8点を含む48点を展示しております。今までの写真展で展示した作品の他に、新たに10点ほどを加え、これまでの写真展のなかで最大の展示規模となりました。出展者本人は 6月12日(土)午後〜
       6月13日(日)終日
       6月16日(水)13:00〜15:00  会場にいる予定をしております。多くの方にご高覧いただければ幸いです。



水野秀彦 写真展「子供の情景」は6月16日をもって終了いたしました。おかげさまでたくさんの人に観ていただき、そしてたくさんのメッセージ、ご感想をいただきました。
自分自身、今回の個展は広い会場に展示内容も多く、ゆっくりと写真を楽しんでいただけたのではないかと思っております。会場に置いておいた雑記帳には、いろいろな意見、いろいろな感じ方、お褒めの言葉を書いていただき大変感謝しております。どうもありがとうございました。そして今後の写真展にまたおこしいただければ幸いです。次回は1999年8月初旬に瑞穂区の新設ギャラリーにて展示を予定しております。詳細が決定したらまたこのサイト上でご案内させていただきます。