Scenes of childeren 子供の情景

Hidehiko Mizuno Photo Exposition

水野秀彦 写真展

終了しました 写真展の雑記帳から


15,17,18,20,21,22  August
1999
8月15日[日]−8月22日[日]

※16日[月],19日[木]は休館日ですのでご注意ください。

9:30AM-5:00PM 最終日は3:00PM終了

名古屋市市政資料館 第1展示室
入場無料

愛知県名古屋市東区白壁1-3 
会場地図と展示風景

市営地下鉄 名城線「市役所」下車、東へ徒歩5分
市営バス 「市政資料館前」下車、北へ徒歩3分
名鉄瀬戸線 「東大手」下車、南に徒歩5分

お問い合せ 052-953-0051(代表)


 これまで多くの国を旅していましたが、その中でいつも心に残ることがあります。どこの国に行っても、どんなに貧しい国に行っても、そこの子供たちはひじょうに陽気で人なつっこく、みんな目が輝いています。物質的にも恵まれず、日本に比べればはるかに不便な環境の中で生活している子どもたちでも、みないきいきと幸せそうに感じられます。
 今の日本の社会は、大量消費の上に成長を続け、物質的にはほとんどの人は何不自由なく生活しているはずですが、その中で起こっているいくつもの社会問題、とりわけ子供が関係している多くの出来事や現象は、いったいどうしてなんだろうと考えさせられずにいられません。知らず知らずのうちに子供を取りまく環境が大きく狂いだしている。そんな変化が、物質的な豊かさの裏腹に起きてしまっているのではないでしょうか。

 今回の展示作品は、1989年のパキスタン旅行に始まり、1990年から3年間青年海外協力隊としてモロッコに生活していたとき、そして1997年ネパール旅行において撮影しものを中心に、アジア・アフリカの国の「子供のいる風景」をテーマに集めてみました。
 
 写真をどうとらえていただくかは、観ていただく人それぞれの中で、それぞれに評価なり解釈なりをいただければいいと思っていますが、ひとつの写真を見ながら少しでも多くのことを想像していただけるような作品が出来ればといつも考えています。
 今回の展示写真を通してたくさんの方々に、そんな想像にふける時間を持っていただければ、そしてさらには本当の豊かさとはいったい何なのか、ほんの少しでも考えていただければ幸いです。

1999.6.10  水 野 秀 彦


名古屋市市政資料館は大正11年に名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎として建てられた、重要文化財に指定される歴史的な建造物です。その中の一室にモノクロ8点を含む約25点を展示予定しております。

出展者本人は 8月15日(日)終日
       8月21日(土)終日
       8月22日(日)9:30〜15:00  会場にいる予定をしております。

多くの方にご高覧いただければ幸いです


名古屋市市政資料館


春日井西武にひきつづき、水野秀彦 写真展「子供の情景」を名古屋市内で開催いたします。 春日井西武の展示よりも点数は少なくなりますが、重要文化財として歴史的にも価値の高い、荘厳な煉瓦造りの建物の中で、ゆっくりと写真を楽しんでいただければと思っております。